おはようございます。
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JR東日本が昨日17日に、設備投資計画を発表していたことが分かりました。
昨今の感染症による減収の影響と安全の面も十分に考慮した上で、2020年度の設備投資額は約5510億円で、昨年2019年度の約6180億円と比べて投資額は減少。
①車両面
・横須賀線・総武快速線E235系1000番台を導入
現在試運転が進められているE235系1000番台ですが、いよいよ横須賀線・総武快速線他に導入されます。
17日現在では、基本編成が2編成(F-01編成・F-02編成)そして付属編成が3編成(J-01編成・J-02編成・J-03編成)製造が完了しています。

・青森地区にGV-E400系導入、男鹿線にEV-E801系交流蓄電池電車投入
青森地区のキハ40・47形を置き換え用としてGV-E400系が導入されます。また、男鹿線に EV-E801系交流蓄電池電車が久しぶり投入され、こちらも同様にキハ40・47形を置き換えます。
JR東日本から、キハ40・47形がみられなくなる機会が着々減ってきています。

・中央快速線へのグリーン車対応工事も引き続き実施
中央快速線にグリーンサービスが、2023年度末から始まります。
今年度も昨年度に引き続き、駅のホーム延伸なや車両の改造なども進められていき、グリーン車に対応した車両が増えていきます。

・北陸新幹線や上越新幹線のE7系も新製
昨年の台風の影響で、川の氾濫により被災したE7系は残念ながらは廃車作業が進められています。
今年度は被災した車両の代替車両(E7系)が新製される計画です。

②施設・設備面
・ホームドア整備
京浜東北線では品川駅(大宮方面ホーム)・与野駅など、中央・総武緩行線は信濃町・千駄ヶ谷駅などにおいて使用開始する計画。
なお、設備投資計画の中に、山手線・京浜東北線の東京駅も盛り込まれていましたが、 既にホームドアは設置済みとなっています。

・防犯カメラの設置拡大や侵入防止柵の整備
駅や列車内、車両留置箇所や電気関係設備・線路沿線などの鉄道セキュリティ向上させる取り組みも行われます。
最近では、新製車両に防犯カメラが設置される車両が増えてきています。

・ワンマン運転設備の準備工事
東北本線のE531系を皮切りに、他路線の中編成(1編成あたり3両~5両編成の車両)のワンマン運転の拡大が今後計画されています。
ワンマン運転対応の準備改造が現在進められており、上記E531系だけではなく、八高・川越線を走る、E231系にも同様の改造が始まりました。
今年度も、この改造が各地の車両センターで施工される計画です。

その他にも、10月中に小海線にATACSが導入されるなど、車両面だけではなく設備面についても抜かりなく計画されていることがわかります。
あくまで計画なので、少なからず様々な影響を受けて変更されるかもしれません。


●東京メトロ 2020年度設備投資計画


●相模鉄道 2020年度設備投資計画


●京急電鉄 2020年度設備投資計画